【ポイント3選】研究室の選び方(理系大学生)

研究生活
研究室の選び方を3つに絞って解説していきます。

4年生から研究室配属があるんだけど、選ぶ基準とかあるの?

大学と大学院で研究室選びを2回経験した私が

研究室選びで押さえておきたいポイント3選を解説するよ!

結論から言うと、ポイント3つは「①研究内容、②研究室の先輩、③研究室の教授」です!

研究室選びとは?

理系の大学生であれば、通常4年生から、研究室に配属されて研究を進めます。

大学4年生の1年間、大学院に進学する人は3年間や6年間もの間、研究室生活を送ることになるます。

思ったよりも研究室で過ごす時間は長い!

そうだね!研究室で培った経験は、その後の人生にも大きく影響するよ!
研究室選びの基準は人それぞれだけど、今回は重要だと思うポイントを3つに絞って解説します!

 

ポイント①研究内容

まずはやはり「研究内容」です。

理由は、研究室に所属する目的は「研究をすること」だからです。

研究内容が興味のあるものであれば、モチベーションが高まり研究も捗るはずです。

授業を聞いてて興味を持った研究室がある!
どうやって研究内容を調べるの?

まずは、研究室のHPを見てみよう!
どの研究室もサイトを開設していると思うから、研究概要を調べることができるよ!

研究室のHP以外に調べる方法はあるの?

さらに詳しく知りたい人は、教授の文献や記事などを検索するとたくさん出てくると思うから、調べてみるのもおすすめだね!
最初から英語の論文はハードルが高いと思うから、日本語の文献がいいね!

 

ポイント②研究室の先輩

二つ目のポイントは「研究室の先輩」です。

理由は、実際に研究に関する大半のことは「教授ではなく先輩」に教わるからです。

実際に、研究室に配属された後、先輩からは

実験手法から、研究結果の考察方法、論文の調べ方、研究報告書の作り方、研究のプレゼンのやり方に至るまで、様々なことを学びます。

(教授は忙しいため、週に1回のディスカッションや必要な時に相談するだけというケースが多いです)

思ったより先輩から教わること多い!

先輩は研究の歴が長いからね!先輩のスゴイと思ったところはどんどん吸収した方がいいよ!

でも、どうやって先輩のことについて調べるの?

研究室見学とか研究室訪問の機会をうまく活用するのがおすすめ!
(新型コロナウイルス感染症対策でオンライン見学を実施しているところもあるようです。詳しくは各研究室にメールで聞いてみましょう。)

話してみると、きっと尊敬できる先輩がいるはずだよ!

研究室のHPで先輩の研究成果を見てみたり、卒業生の進路を聞いたりすると具体的な将来のイメージができるしオススメだよ!

 

ポイント③研究室の教授

最後のポイントが「研究室の教授」です。

教授は、学生への関わりの程度で2つのタイプに分かれると思います。

下の表は極端な例を書きましたが、合う合わないは人それぞれだと思うので、自分に合った研究室を選びましょう。

 

教授の関与の程度 メリット デメリット
・アドバイスをたくさんもらえる
・〆切などに追われて研究が捗る
・膨大な結果を求められるため、実験に追われて他に時間が割けない(就活など)
・教授に言われるまま実験をして、自分で考察する能力が伸びない
・コアタイムや休暇に厳しい
・面倒な行事が多い(毎月の飲み会、大規模なイベントの幹事や雑用など)
・研究結果に対して自分で考察する力が身に付く
・自分で研究テーマを新たに考えることもできる
・研究以外の活動も充実させることができる
・研究テーマが漠然としていて、学生に丸投げ状態
・考察や研究方針の軌道修正がなされないままになる
・研究に対する主体性がない場合は、成果を出すのが難しい
 
研究室の教授にとっては学生の争奪戦?
教授にとっては学生の争奪戦とも言えます。成績が良く、研究意欲のある学生に研究室に入ってもらう方が、研究室全体としても研究成果が出やすいからです。
教授も、授業や研究室訪問、研究室HPなどで学生に色々なアピールをしているはずです。
様々な人の考えを聞き、自分に合った研究室を見つけましょう。

新入生たちはみなどこかの研究室に配属されるが、研究室を選ぶ権利は学生にある。人気のある研究室には希望者が殺到し、入試の成績上位者から優先的に配属されていく。あまり人気のないところには、人気のある研究室に入れなかった学生が入ってくる。もっと人気のないところには誰も来ない。約一二〇名を二〇ほどの研究室で奪い合う新入生争奪戦が翌四月にはじまる──。

引用:山中伸弥著『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた (講談社+α文庫)』

学生の争奪戦が繰り広げられているなんて知らなかった。。。

そうだね!色々な先生の考え方を聞いたり、HPを調べてみたりして
自分なりの志望動機を考えてみて、皆さんに合った研究室を見つけて欲しいです。

 

まとめ

研究室選びのポイント3選は、

① 研究内容
② 研究室の先輩
③ 研究室の教授

皆さんがこの記事をきっかけに、研究室に興味を持って、調べるきっかけになれば嬉しいです。

研究生活は長く、様々なことを経験できるチャンスです。皆さんにとって充実したものになることを願っています。

 

参考文献

もっと詳しく知りたい方は、下の文献がおすすめです。

 

 

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