【日本新薬 企業分析①】業績推移「好調な要因は?」(企業研究2021年最新)

国内企業

国産初の核酸医薬の開発に成功して注目を集める、日本新薬株式会社について、シリーズで徹底分析します。

日本新薬企業分析シリーズ
① 日本新薬の業績推移
② 次世代医薬品「核酸医薬」とは?
③ 日本新薬の歴史と将来性
国産初の核酸医薬の開発に成功したんだ!
そもそも、核酸医薬って何?

「DNAやRNAを成分として使った医薬品」のことだよ!

核酸医薬は、次世代の医薬品として注目されているんだ!

確かに、最近、ニュースでよく聞くようになった気がする!

核酸医薬については、次回詳しく説明するね!
今回は、日本新薬の業績をみていこうと思います!
製薬企業ではたらく研究者の視点から、分かりやすく企業分析していきます!

シリーズ①の今回は「日本新薬の業績推移」を解説します。

この記事でわかること
日本新薬の「時価総額、売上、営業利益、株価」
今回は、業績推移について、実際の決算データを使って分析していきます!

 

時価総額

日本新薬の時価総額は6133億円です。(2021年7月7日時点)

国内の製薬企業では第13位です。

製薬企業の時価総額ランキングは下図にまとめました。(参考:Google Finance

順位

会社名

時価総額

1

中外製薬

7.09兆円

2

武田薬品工業

5.82兆円

3

第一三共

4.44兆円

4

アステラス製薬

3.51兆円

5

エーザイ

3.11兆円

12

ペプチドリーム

6566億円

13

日本新薬

6133億円

14

参天製薬

5990億円

そもそも時価総額って何?
簡単に言うと、その企業を買収するのに必要な金額だよ!
時価総額とは?
企業価値の指標の一つです。
時価総額には、現在の業績だけでなく、将来の成長も織り込まれていると言われています。
*「時価総額」=「株価」×「発行済株式数」
大手製薬企業とは、差があるけど、中堅に位置付けているね!
社員数約2000人の中堅企業だけど、株式市場の評価はかなり高いよ!

 

 

売上と営業利益の推移

売上の推移と営業利益の推移を下のグラフにまとめました。(参考:日本新薬

業績は、綺麗な右肩上がりだね!
10年連続増収で、過去最高を更新し続けているよ!
好調な業績の要因は何なの?
重点領域としている希少疾患で、グローバル製品を生み出せたことだね!
特に、肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウプトラビ」が好調だよ!
なんで希少疾患に注力しているの?

大手が参入していない「ニッチな分野」で勝負を挑んでいるからだよ!

大手製薬企業では、患者数が少ない希少疾患の治療薬では、稼げないとして、積極的な研究開発をしていないんだ。。。

希少疾患領域にはブルーオーシャンが広がっているんだね!

JCRファーマなど、業績好調な中堅企業の多くが、希少疾患に注力しているね!

 

 

株価の推移

 上図は、日本新薬と日経平均の株価の推移を比較したグラフです。 

業績と同じように、株価も右肩上がりに上昇だね!
日経平均株価を大きくアウトパフォームしています!
自社創製新薬の良好な臨床試験や、新薬の好調な売上が発表されるたびに、株価が急騰したよ!
国産初の核酸医薬の開発にも成功したし、今後も注目だね!

好調な希少疾患のグローバル製品で得た利益を、核酸医薬などの最先端の基盤技術開発に投資できる好循環が出来上がっているね!

次世代医薬品としても注目を集める「核酸医薬」について気になる!
次回、詳しく説明するよ!
日本新薬企業分析シリーズ
① 日本新薬の業績推移
② 次世代医薬品「核酸医薬」とは?
③ 日本新薬の歴史と将来性

コメント

タイトルとURLをコピーしました