【大日本住友製薬】スマートグラスを共同開発 難聴者向け(製薬ニュース第30号)

大日本住友製薬

大日本住友製薬は、2021年9月3日に、「デジタル技術のベンチャー企業、ピクシーダストテクノロジーズと難聴者のコミュニケーションを支援するスマートグラスについて、共同で研究開発する。」と発表しました。

(参考:大日本住友製薬

製薬企業がスマートグラスの開発?すごい!!

デジタルヘルスの分野は製薬業界でも注目を集めているよ!

製薬企業ではたらく研究者の視点から、順にわかりやすく解説していきます!

 



難聴者用のスマートグラスとは?

国内に約1500万人いるとされる難聴者の多くは補聴器を使っていますが、コミュニケーションにおいてはいまだに課題があります。

補聴器を使っても不自由なとこがあるの?

そうだね!
例えば、「複数の人が同時に話すと、誰が話しているかわからない」「周囲の雑音で、正確な内容がわかりずらい」などが挙げられるね。。

大日本住友製薬は、相手の話内容を字幕で表示することで、このニーズに応えることを目指すとしているよ!

そもそも、スマートグラスって何?

メガネの形状をしたデバイスのことだよ!

デジタル技術とバイオ技術などの「異分野融合」は見ていてワクワクする!
ピクシーダストテクノロジーズと大日本住友製薬は、これまでどんな取り組みをしていたの?

それぞれ順に説明していきます!

 

ピクシーダストテクノロジーズについて

ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)は、「人類と計算機の共生ソフトウェア基盤を構築する」ことを目指す筑波大発のベンチャー企業です。

(参考:ピクシーダストテクノロジーズ

ピクシーダストテクノロジーズはどんな会社なの?

デジタルと現実世界をつなぐインターフェース技術を研究している会社だよ!
落合陽一先生がCEOを務めていることでも有名だね!

ピクシーダストテクノロジーズの主なプロジェクト
吸音材:吸音周波数に応じて材料を使い分けることで高い吸音率を達成(騒音問題の解決を目指す)
車椅子の自動運転:複数のセンサーを組み合わせることで安全に運転(人手不足の介護業界の業務効率化を目指す)

大日本住友製薬について

大日本住友製薬は、医薬品以外の新たなソリューションを提供することを目指して「フロンティア事業」の確立を目指しています。

フロンティア事業??

そう!医薬品事業とのシナジーが見込める領域を中心に
デジタルヘルスなど多数のプロジェクトが進められているよ!


(参考:大日本住友製薬 フロンティア事業説明会資料

すごい!たくさんのプロジェクトが進行中なんだ!

予防、診断、治療、介護、社会復帰に至るまで幅広くアンメットニーズに応えるプロジェクトを展開しているよ!

ほとんどは2025年までの製品化を目指しているよ!

難聴者用スマートグラスでは、今後どんな取り組みをするの?

2023年の製品化に向けて、実際の使用感の改善を目指すとしているよ!

大日本住友製薬のフロンティア領域には期待だね!



 

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